ヨアソビ「たぶん」原作小説から読み解くほろ苦い男心と歌詞の意味

  • 2020年8月9日

最近、重子がハマりにハマっているYOASOBI(ヨアソビ)の曲。

本当に、聴けば聴くほどくせになっていきます。

 

重子
最新曲の「たぶん」の切ない感じも好きー!!

7月20日に配信開始になった『たぶん』は、「夜に駆ける」同様小説が原作になっています。

原作の小説は、2020年1⽉に行われた(曲の原作⼩説を募集する)「夜遊びコンテストvol.1」で⼤賞に輝いた作品です!

この原作小説「たぶん」を読んでみたのですが…曲の歌詞にももちろん通じる部分と

更に小説で臨場感というか、登場人物の背景がリアルに見えてきたというか。

とにかく、原作を読んでから曲を聴くと、更にグッとくるものがありました!

せっかくなので、この原作小説「たぶん」から読み解いた歌詞の意味を私なりに妄想してお伝えしたいと思い、記事にしました。

原作を読んだことのない方は、ぜひ一度読まれてみてください♡

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ヨアソビ「たぶん」原作小説から見える二人の関係

原作小説『たぶん』はこちらから読めます。

小説「たぶん」のざっくりとしたあらすじ

 

騒がしい物音で目が覚めた。

鍵を持ってるのは…母親か元同居人のあいつくらい。

あいつにしては立てる物音が騒がしい…まさか、泥棒?

物音が止んで目を開けたワタシの目の前にいたのは

アイツ。

「久しぶり、お帰り、お早う」アイツだったらどう声を掛けよう。

色々頭で考えていたんだけど実際は・・・

出ていく時のメモは『たぶん、自分が悪い』

理由がないから改善も解決もない二人。

起き上がって、なんとなく言った「おかえり」にアイツが言った言葉は「帰らないよ」

 

サクッと読める短編小説なのですが、一行一行、一言一言が刺さる!!!!

 

重子
二人は恋人同士で同棲してたけど別れちゃったんだね

短い小説の中で『たぶん』という言葉は8回も出てきます。

たぶん=おそらく、たいてい の意味だけど、ここではやっぱり「たぶん」の表現が一番似合ってる気がしました。

しかも「ひらがな」がいい。これが「多分」だとまた伝わってくるイメージも違うから、筆者はそこまで考えているんだろうなと勝手に想像しました。

 

原作小説から読み解くほろ苦い歌詞の意味

原作小説「たぶん」を読んだ後に曲を聴くと、歌詞から更に伝わってくる感情がグッときます。

この曲は「彼目線」で描かれているのですが、それを女性が歌っているというのがまたいいなあ、と感じた部分です。

小説を読んだ上で歌詞から感じた意味を読み解いてみました!!

 

ヨアソビ「たぶん」歌詞全文はこちらからご確認ください。

⼀⼈で迎えた朝に 鳴り響く誰かの⾳ ⼆⼈で過ごした部屋で ⽬を閉じたまま考えてた

彼女と暮らした部屋で、一人っていう現実と向き合っていた数週間。

一人だから静かなはずなのに物音がする。

「誰だろう?」

この家の鍵を持ってるのは、母親と・・・彼女。

もし、彼女だったら?なんてことを布団の中で考える。

 

悪いのは誰だ 分かんないよ 誰のせいでもない たぶん

そういえば・・・なんで別れちゃったんだっけ?

どっちが悪いんだろう?

別に、どっちが悪いわけでもないんだろうな。

 

なんだか、この「たぶん」という使い方にすごく切なさを感じます。

いっそのこと、喧嘩別れでもしていたら「自分が悪かったな」って思えるし、相手のせいにすることだってできるかもしれない。

けど「原因」も「理由」もはっきりしない。

頭で色々考えてはみるけど、結局答えは出ないな、からの「たぶん」

 

仕⽅がないよきっと 「おかえり」 思わず零れた⾔葉は 違うな

原因も理由もないのに、修繕も解決もできない・・・。

だから仕方ないんだよな、って言い聞かせてる気がしますよね。

思わず、いつものように「おかえり」って言葉が出ちゃったけど、帰ってこないんだからちがうよね。

 

これも⼤衆的恋愛でしょ それは最終的な答えだよ 僕らだんだんとズレていったの

それもただよくある聴き慣れたストーリーだ

別に、こんな風に原因も理由もはっきりしないで別れることなんて、僕たちだけじゃないから特別なものでもないよね。

・・・って、自分に言い聞かせてる彼の気持ちを感じます。

 

分かり合えないことなんてさ 幾らでもあるんだきっと
全てを許し合えるわけじゃないから ただ、優しさの⽇々を ⾟い⽇々と感じてしまったのなら 戻れないから

恋人同士だからって、全部をわかり合うなんて不可能だし、全部を許せるなんて無理なのはわかってる。

それでもこの関係を続けていけるんじゃないのかなって彼は思っていたのかな。

「優しさの日々を辛い日々と感じる」

これは、小説では彼女が残した置き手紙に書いてあった

『嫌いになったわけじゃないけど、ただ、しんどい』ということですよね。

 

嫌いじゃないけど・・・。

この「・・・」に込められる気持ちはなんだろうなと考えていました。

「嫌いじゃない」と「好き」はちがう。

完全な私の妄想ですが、きっと彼女はちょっとずつ彼との時間や空間に「違和感」を感じたんだろうなあ。

好きなはずなのに…、って考え出すとそれはいつしか「好きでいないといけない」になっちゃって、そんな気持ちで一緒に居ることが辛くなる。

彼女はきっと、彼のことを「嫌いになりたくない」から去ったのかな、という気がしました。

 

僕らは何回だってきっと そう何年だってきっと さよならと共に終わるだけなんだ

始まりがあればいつかは終わってしまう・・・わかってるけど

 

始まりに戻ることが出来たなら なんて、思ってしまうよ

ここに、彼の彼女への想いを感じました。

 

この曲の歌詞・原作を見て共通して感じたことは

「彼は彼女を変わらずに好きだった」んだろうなあ、ということ。

だからこそ、彼女が置き手紙をして出て行った事への理由や原因を見つけようと思ったけど、結局はっきりした答えがなくて。

それは原因がはっきりしていることよりも辛いことだろうな、と感じました。

彼女の気持ちや、現状を受け入れようとする彼の気持ちが『たぶん』という言葉に変換されているような、そんな感じがしました。

 

歌詞には描かれていないけど、原作では彼女が模様替えをして行きます。

なんだかそこに彼女の「決意」と、彼への思いやりが入ってる気がしました。

「私との時間をずっと引きずるんじゃなくて、新しい世界を見てね」って。

 

YOASOBIの曲の原作小説と、関連した作品をまとめた書籍が2020年9月18日(金)に発売されるそうです!!

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ヨアソビ「夜に駆ける」の原作小説については、意外な真実にちょっとブルッとしました。

ヨアソビ「夜に駆ける」原作小説『タナトスの誘惑』を読んだ解釈がちょっと怖い

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