ヨアソビ(yoasobi)の7枚目の配信限定シングル『怪物』は、アニメ「BEASTARS」の主題歌になっていてアニメファンからの注目も集めてますね!
今回もいつもの様に小説が原作となっています。
更には今回の原作小説は、「BEASTARS」原作者・板垣巴瑠さんが、この楽曲のために書き下ろしたもの!
なんとも贅沢ですよね♡
MVもアニメの世界観たっぷりで見応えあり!!
早速、ヨアソビの『怪物』について、原作小説や歌詞について世界観を追ってみようと思います。
ヨアソビ『怪物』原作小説のあらすじネタバレ
『怪物』の原作小説となっているのは、「BEASTARS」原作者・板垣巴瑠さんが書き下ろしたもので
「自分の胸に自分の耳を押し当てて」
タイトルからして気になる。
この原作小説については、TVアニメBEASTARS公式HPで公開されていますので要チェックです!(musicタブから見れます)
原作小説全文はこちらから
「自分の胸に自分の耳を押し当てて」あらすじとネタバレ
まず、BEASTARSは擬人化した動物が主人公です。
この小説にも、ハイイロオオカミのレゴシとドワーフウサギのハルが登場しています。
※以下にはネタバレも含むので見たくない方は飛ばしてくださいね
▼小説「自分の胸に自分の耳を押し当てて」あらすじをサクッとまとめてみた
「小動物は自分の鼓動で身体が揺れてしまう」
ある日、ハルが呟いていたセリフ。
それを聞いても、大型肉食獣のレゴシにはイメージが湧かずに生返事しかできなかった。
食殺犯の正体を追い求めて、電車に揺られている時にレゴシはちょっとだけその言葉の意味が想像できた。
「食殺犯を暴くことが自分にできるのだろうか」
それは不安という名の感情。獣の毛には心理状態が現れるのだ。
レゴシが降りた駅は、非合法で草食動物の肉が売っている裏市の最寄駅。
肉食獣がギラギラした様子で、たくさん群れとなって行進しているのを見て「俺はこいつらとは違う」と言い聞かせる様に、全速力で改札へ駆け抜ける。
久しぶりの全速力。
駅を出て呼吸を整えながら、鼓動で身体が震えて動くのを感じた。
「これか」
ハルが言っていたセリフの意味。
それは、きっと君が全力で生きている証だよ。
そう思いながら、ハルとお揃いの鼓動を感じてレゴシは裏市へ向かう。
草食獣を食べに行く肉食獣の群れと一緒に歩き出す。
草食獣を守るために。
歌詞の意味と関係を探ってみる
原作小説は、草食獣を守るために動き出したオオカミ:レゴシの話でしたね!
ここで、ヨアソビ「怪物」の歌詞をチェック。
素晴らしき世界に今日も乾杯
街に飛び交う笑い声も 見て見ぬフリしてるだけの作りもんさ
気が触れそうだクラクラするほどの良い匂いが ツンと刺した鼻の奥
目を覚ます本能のまま 今日は誰の番だ?この世界で何が出来るのか
僕には何が出来るのか ただその真っ黒な目から 涙溢れ落ちないように願う未来に何度でもずっと 喰らいつく
この間違いだらけの世界の中 君には笑ってほしいからもう誰も傷付けない 強く強くなりたいんだよ 僕が僕でいられるように
引用元:youtube
※著作権の問題上、歌詞全文については ヨアソビ「怪物」youtube概要欄からご確認ください
小説を読んだ上で、この歌詞を見てみると見事に一致しているなあという印象です。
クラクラするほどの良い匂いが ツンと刺した鼻の奥
目を覚ます本能のまま 今日は誰の番だ?
オオカミの本能=肉食 これは変えがたい事実。
本能が目覚めるのを感じながらも頭の中にハルのことを思い浮かべている感じが伝わってきました。
真面目に着飾った行進 鳴らす足音が弾む行き先は
消えない消えない味が染み付いている
裏市へ向かう肉食獣の群れは、見た目を綺麗に着飾っていても、その先に待っているものは本能に染み付いている草食獣の肉の味。
この表現に、表面に見えている「綺麗な部分」と裏に潜んでいる「闇の部分」のコントラストを感じます。
いつまでも君とただ 笑っていたいから 跳ねる心臓が 体揺らし叫ぶんだよ
今こそ動き出せ
それでも、僕はただ君の笑顔が見たい。
だから君と同じ鼓動を感じながら、闇に向かって走り出すんだ。
レゴシの決意の様なものが込められていますよね。
肉食獣と草食獣の関係性って普通に考えてみると、弱肉強食。
その本能的な部分を頭でわかっていながらも、それにあがらおうとしているレゴシの気持ちの様なものが描かれている歌詞だなあと感じました。
BEASTARS第二期について
BEASTARSは、肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界が描かれています。
今回ヨアソビ「怪物」が主題歌となっている、第二期のお話の概要は
肉食獣であることを受け入れ、ハルのために強くなると誓ったレゴシ。
平穏な学生生活を取り戻すものの、何かが欠けている。学園にルイの姿がないのだ。そんなある日、半年前に起きた『食殺事件』の犯人が野放しになっている事実を、改めて突きつけられる出来事がレゴシに起きる。愛するハル、ひいては草食獣の命を守るため、犯人を捕まえようと決意するレゴシだが…。
その一方で、壊滅したはずのシシ組が、裏市で再び力をつけ始める。新たなボスを迎えた彼らは『新生シシ組』と名乗り、勢力拡大に乗り出していた。
チェリートン学園と裏市、それぞれに残した因縁が絡み合い、やがてレゴシに試練が訪れる。果たしてレゴシは、『本当に大事なもの』を守り抜くことができるのか?
引用元:https://bst-anime.com/story/
ということで、この世界観が楽曲にも大聞く現れていますよね。
実はまだこのアニメを見たことのない重子ですが、楽曲や原作小説を見てかなり気になってきました。

ヨアソビの曲の世界観は全て小説が原作に描かれていて、本当に好きです。
他の曲についても、重子目線で色々語っておりますので、良かったらご覧になってみてください♡
そういえば、エンディングの「優しい彗星」も配信開始になっている!!!
こちらも気になるので、またリサーチしてみます♪
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